2022年4月8日
議長談話
総会議長 大柴譲治
「第29・30回定期総会の延期について」
「主は一人、信仰は一つ、洗礼は一つ、すべてのものの父である神は唯一であって、すべてのものの上にあり、すべてのものを通して働き、すべてのものの内におられます。」(エフェソ 4:5-6)
日本福音ルーテル教会の諸教会へ
主のみ名を讃美いたします。
COVID-19に感染し貴い命を落とされた方々のために、またそのご家族のために心から慰めと支えとをお祈りいたします。またロシアのウクライナ侵攻によって被害を受けたすべての人々のために慰めを祈り、一日も早い平和の回復を祈ります。
3月28日(月)の第28期第17回常議員会において、「第29・30回定期総会」を一年後の2023年5月3~5日に延期することとしました。
これは、現在の市中の感染状況、今後の見通し、総会に参加される方々の年齢構成、教職の関わる諸施設の置かれた状況を加味した上での、苦渋の決断となりました。総会が3度にわたり延期されるという異常事態に対して、常議員会としては2023年度の総会については、これまでは対面での開催にこだわっていましたが、WEB 開催も含めて実 施の準備を進めてゆくことを確認しています。
このような状況を鑑みて、三役と教区長が検討した結果、2022年5月3日(火)の午前10時半~12時に「平和と共働の祈り」を WEBにて開催することにいたします。この礼拝は、日本福音ルーテル教会に関わるすべての方々、信徒の方々、諸施設の方々、どなたも参加が可能です。是非とも多くの方にご参加いただき、平和のため、新型コロナ ウィルスの終息のため、福音宣教の最前線で活動する個々の教会のために、また2018 年以降に主のもとに召された 教職者、定年を迎えられた教職を覚えて祈る時を持ちたいと考えます。
総会が開催されない状況で私たちが与ることができずにきたのは、総会礼拝での「み言葉とサクラメント」の力です。「礼拝」とは、第一義的にはドイツ語の「Gottesdiens(t 神の奉仕)」に明かなように、「神による奉仕(God’sService)」です。それはどのようなかたちであったとしても、天の礼拝につながっています。
これまで私たちは、個々の教会や教区において行われる「礼拝」を通して、一つの教会につながるということを繰り返し確認し、み言葉に励まされてきました。通常は二年に一度行われる定期総会での礼拝が、2018年5月以来、四年間行われてきていません。日本福音ルーテル教会として、一堂に会して聖餐礼拝に与るということは今しばらく時を待たねばなりませんが、このたびZoomで分かち合われる「平和と共働の祈り」を通し、私たちが一人の主、一つ の信仰、一つの洗礼に支えられていることを再確認し、困難な状況を担ってゆく力となることを心から祈っています。
受難週と復活への道行きの中で。 シャローム。