バヌアツを襲ったサイクロンのために、被害にあわれた方々のことを憶え、主の慰めと支えを祈ります。
国際援助組織「ACT」のサイトにて、数枚の写真、またレポートが掲載されています。
サイクロンの原因となったのは気候変動と考えられており、わたしたちの生活と密接な関わりがあると思われます。
災害に遭われた方々のために祈り、同時に気候変動の観点から、わたしたちがその生活を省みることを通して、困難の中にある方々と連帯する者でありたいと願います。
<写真の説明>
サイクロン「パム」が、2015年3月にバヌアツを襲撃しました。カテゴリ5とされた嵐により、多くのものが広範囲に渡り破壊されています。
「ACT for Peace」では、非常食、避難所と水でこの危機に対応しています。
<記事>
サイクロン「パム」は太平洋のバヌ アツで、数千に上る人々から家を奪いました。 風の強さは、2013年11月にフィリピンを襲い、深刻な被害をもたらした2013年の台風と比較されています。
バヌアツのボルドウィン・ロンズデール大統領は、嵐が、学校や診療所などの首都ポートビラのほとんどの建物を破壊したと述べ、気候変動がサイクロンの原因であると指摘しています。
バヌアツはの人口は、26,7000人。65の島々にひろがっています。情報を得ることすら困難な状況があります。
少なくとも8人が犠牲となったと報告されていますが、救助隊が遠くの島へ到着することで、被害の実態が判明し、犠牲者の数が急増することが懸念されています。
「ACT for Peace」では、非常食、避難所と水でこの危機に対応しています。
聖公会の海外支援部門も国の北部地域で活動を始めています。
※ACT=Action Churches Together
世界教会協議会と世界ルーテル連盟が協力し、世界の多くの教会が加盟する国際援助団体。
140カ国の貧困層をはじめ、様々な地域で活動している。
東日本大震災に際しても、大きな支援を届けてくださった。