4年に一度の九州教区信徒大会は、去る3月19・20日、熊本の九州学院を会場に開催されました。今回で12回を数えます。参加者は、二日間平均約200人超でした。
大会主題は、「全きものとなる私たちの喜び」とし、主題聖句を、ヨハネの手紙第1章3b節といたしました。
主題講演者として、高知の清和女子中・高校長黒田朔先生をお招きし、「牧会お助けマンが語る~素敵なクリスチャンライフ」の演題で、2回に亘り、お話を頂きました。
先生は、「私たちの交わりは、御父と御子イエス・キリストとの交わりであり、この交わりが、私どもを育て守る。基督者は、今、永遠の命を生きている。信仰生活の基本は、選択+決断+覚悟。私たちは、〈自分のシナリオ〉で生きるのではなく、〈神様のシナリオ〉に従って生きることが肝要。この生き方は、人を楽にし、希望と喜びに満ち溢れた素敵なクリスチャンライフを導き出す」と説かれました。
先生は、穏やかな口調で、時にユーモアを交え、聴く者には、清々しく、心を動かす一言一言でした。
大会は、声高らかに神を賛美し、共に聖餐に与った派遣礼拝で終わりました。ルーテル学院中高のハンドベル、平成音楽大学トロンボーンアンサンブル、市内ルーテル教会の音楽グループ〝ラウダームス〟とファミリーバンド“グレース&フレンズ”による音楽奉仕、熊本県内の教会と施設関係教職者による聖餐式は、大変な恵みと感謝でした。
今回は、信仰の友との交流を深める機会として朝食交流会を設け、熊本の女性会奉仕によるおにぎりと味噌汁が振る舞われました。
大会期間中には、各教会や施設の物品販売が店開きし、東日本大震災復興支援コーナーも設けられ、どちらも盛況でした。
今大会は、2017年の「宗教改革500年の時」を視野にしての開催でした