4月14日、16日の地震から1ヶ月が過ぎました。
今なお多くの方々が困難な状況の中で、また不安の中で生活されています。
しかし、ランドセルを背負った小学生、制服を着た中高生の姿が、普段通りの生活のかけがえのなさを教えてくれます。もちろん、地域によって、また人によって、まだまだ大きな差がありますが…。
さて、私たちは、全国のルーテル教会の皆さまのお祈りとご支援のうちに、「できたしこ」の支援活動を行っています。ここまで熊本の教会、学校、施設、幼保、そして救援対策本部は、それぞれにまた連携しつつ、以下の活動を行ってきました(継続しています)。
1.室園教会:済々黌高等学校内の避難所支援(避難所閉鎖に伴い終了)等
2.熊本教会:地域への支援活動、会堂補修への取り組み等
3.大江教会:物資支援、カフェ、
臨床宗教師会を通じた支援活動等
4.神水教会:慈愛園利用者への支援、カフェ(終了)、
全国からの支援物資基地等
5.健軍教会:教会避難所及び近隣避難所の支援等
⑴九州ルーテル学院:学生たちへの支援、校舎補修への取組等
⑵九州学院 :学生たちへの支援、校舎補修への取組等
⑶ルーテル幼保:子どもたち(家庭)への支援等
☆CFJ(チャイルドファンドジャパン)とルーテル学院が協同して家庭支援(無料電話相談/PC・スマホ版の情報発信)、今後、教職員・保育士への心のケアの講習会を検討しています。
①慈愛園:子どもたち・利用者への支援、
福祉避難所(ライトハウス)等
②キリスト教児童福祉会:子どもたちへの支援、避難所等
☆わかちあいプロジェクトと連携し、広安愛児園・L.E.C.こどもセンター内避難所の支援
物資支援としては、緊急救援物資(水、食料品、ミルク、離乳食、おむつ、カセットコンロ、ボンベ、炊飯器、ポット等)、また現地の求めに応じて、炊き出しセット・車椅子(7台)などを届けてきました。
そして、全国のルーテル教会等から届いた掃除道具は、5月18日現在以下の通りです。
ゴミ袋:4,896枚、ぞうきん:2,439枚、段ボール:503枚、
ゴム手袋:673枚、マスク:17,534枚、ほうき:123本、
ちりとり:94柄、長靴93足、その他
これらは、教会、学校、施設、幼保他を通して必要な方々に届けています。ありがとうございました。
また、上記のルーテル関係ネットワークの中からの求めに応じて、片づけ支援(引越支援)30数件を、のべ50数名のボランティアの方々と行ってきました。
ところで、今この報告を、広安愛児園・L.E.C.こどもセンター内避難所の休憩所(カフェ)で書いています。現在、初期の片付け支援は落ち着いてきたところですが、これから、り災証明書を発行された方々のお宅の片づけ(等)の支援が必要になってくるだろうと、避難所の方のお話を伺いながら思っているところです。
今、こんな会話が続いています…
「どこの仮設があたるかね?」
「テクノ(※)あたりがあたったらたまらんばい」
(※)広安愛児園・L.E.C.こどもセンターから10数km離れている飛行場近くの場所
「あげなところがあたったら魚釣りにもいけんばい」
「・・さん(仲良しのお友だち)にあえんごつなるばい」
「飛行機で買い物にいかないけんね」
「(一同)がっはっはっはっは笑…」
みなさんの笑顔が守られますように。
引き続きお祈りとご支援をよろしくお願いいたします。
日本福音ルーテル教会九州教区救援対策本部
本部長 岩切雄太
本部長 岩切雄太