ラベル

2016年4月16日土曜日

「熊本地震」に際しての議長書簡



2016年4月16日
日本福音ルーテル教会の信徒、及び教職の皆様へ

日本福音ルーテル教会
総会議長 立 山 忠 浩

 4月14日夜、熊本県全域を襲った地震は、いまこのときも収まるどころか、余震と本震との区別がつかいないほどの状況が続いています。すでに多数の死傷者が報道され、その数がさらに増えることが案じられています。被害に遭われた方々の上に、主の癒しのみ手とお慰めをお祈りいたします。

 現時点までに、教会関係者にも負傷をなさった報告があり、建物でも、部分的な崩落等の知らせが届いていますので、余談は許さない状況です。水道、ガス等のインフラに支障が生じているところもあり、また度重なる余震のために、室内や屋内で休むこともできず、車の中や野外で夜を過ごされる方々が教会員や教職家族にもあると聞いています。教会関係者だけでなく、学校、施設、幼稚園・保育園の関係者においても同様のことでしょう。本当に不安で不自由な生活を強いられ、大変にストレスの多い生活は想像に難くありません。

 明日、主の日を迎える私たちにできることは、礼拝において、また教会を後にしたときも、苦しい状況を強いられているすべての被災者のために、また支援活動を続けてくださっている方々のために祈りを献げることです。そして、日本福音ルーテル教会、ルーテル法人会に属する仲間のために祈りを献げましょう。あの東日本大震災のときに行ったように、心を合わせた祈りをお願いいたします。

日本福音ルーテル教会は本日中に事務局スタッフが集まり、現地の教会と連絡を密にしながら、今後の対策について検討を行います。今後順次、できる限り皆さまに被害状況や今後の対応についての情報を提供してまいりますので、そちらをご覧ください。

明日の全国の日本福音ルーテル教会の礼拝が、特に熊本地方の諸教会の礼拝が祝福され、主の平安と慰めが豊かに注がれますように、お祈りいたします。

主にあって、アーメン