ラベル

2018年9月30日日曜日

【西日本豪雨】2018年9月29日付 西教区よりの報告


西日本豪雨により、ご苦労されている方々に寄り添う歩みが続けられています。
西教区において、支援活動の中心を担う水原牧師より報告を寄せていただきました。


PDFファイルは以下のリンクから確認・ダウンロードができます。


(1)「第三次安浦町ボランティア」9月の基本的な作業日は14、21、28日でした。このうち14日と21日は雨により中止となりました。これらの日々にも複数名からお申し込みを頂いておりましたが、「二次災害(土砂崩れ)」を懸念しての休止措置とさせて頂きました。

(2)9月6()には竹田牧師、水原、19日(水)には水原、27()には水原、28()には國吉さん(厚狭教会) 、水原が作業に携わりました。いずれも他県のボランティアと協働しての作業でした。9月6()は池の土砂上げと床下泥上げ、19()、27()、 28()も床下泥上げでした。

(3)928()は、國吉澄枝さん(厚狭教会:教区女性会会長)にボランティアを頂きました。ボランティアに先立ち、國吉さんには当初支援の広島教会員Tさん宅に寄って頂き、Tさん宅の現状を見て頂きました。
「あなたが生きていて良かった!」國吉さんがTさんに繰り返し語られた言葉に、目頭が熱くなりました。Tさんからは、長年連れ添った家族の「猫さん」が、被災後二カ月の9/8に、自然な形で召天したという知らせを頂いていました。被災のその瞬間と、その後を共に過ごした家族の召天の喪失はどれほどであるか。み言葉のみが語る瞬間でした。
 水原牧師が創世記125から説教、國吉さんにはTさんと猫さんとを覚えて祈って頂きました。

(4)10月一杯まで、呉市安浦町の「安浦ボランティアセンター」では、同町内の「被害甚大地区」へのボランティア派遣を念頭に置いております。それを受けて私たちも9月中は、「被害甚大地区」での作業に協働して作業させて頂きました。
 「被害甚大地区」は安浦町内の山間部です。様々なご家庭がありましたが、概してご高齢の方、独居の方がお一人で復旧作業をなしておられました。
 咲いているコスモスは秋を思い起こさせます。しかし背後には手付かずの瓦礫が広がっています。
 彼岸花が咲いています。季節は移ろいますが、被災の現実は変わりません。むしろ、いわゆる「被災者間の格差」が目立つ時期です。
 「格差の是正」を、当事者である被災された方々ご自身が、関係機関に再申告することを期待し、お話をお伺いすることが多い9月でした。

(5)11月以降は、当初支援のTさん(広島礼拝所)からのニーズに応える作業を予定しております。
  今のところ、「電設工事」(蛍光灯の配線)、「土壁の補修」といった作業が必要ということを把握しております。
  今後、皆さまにお知恵を拝借する機会があるかと思いますが、現段階では祈りの内にお覚え頂ければ幸いです。
  また、Tさん宅の近隣にも働きかけ、いわゆる「ご家庭内の細やかな」作業を行う事を念頭に置いております。
  呉市安浦町の「安浦ボランティアセンター」からの「被害甚大地区」へのボランティアが求められていれば、そちらにも協力します。

(6)10月の作業日は、お気軽にお尋ねください。
 10月第一週には、東教区の教会の青年からのお申し込みを頂いております。 
10月第二週、第三週、第四週ともに活動予定でおります。
  
 (7)皆さまのお祈りとお支えによって働かせて頂けているという思いを実感しております。皆さまの代表として働くことが出来る幸いを、主に感謝いたします。
  西教区書記 水原

2018年9月13日木曜日

【西日本豪雨災害】第3次ボランティア募集



西日本豪雨災害への対応を続ける西教区より、「第3次 支援ボランティア募集」がなされています。

 連帯献金と合わせ、教会の皆さんへのお呼びかけ、ご協力、そして被害を受けられた方々と支援活動に尽力する方々のためのお祈りをよろしくお願いいたします。
 
ボランティアについての詳細は、以下のリンクからご覧ください。

2018年9月12日水曜日

【連帯献金】西日本豪雨に加え北海道胆振東部地震と大停電の災害を覚えて

主のみ名を讃美いたします。

西日本を中心に広範囲を襲った未曾有の豪雨と台風、そして北海道胆振東部地震と大停電により、被害に遭われた方々には大変なご苦労がおありと存じます。心よりお見舞い申し上げ、神よりの慰めと励ましとをお祈りいたします。また復旧のために尽力する方々も支えられますように。

7月以降、当教会は西教区常議員会を中心に、西中国地区の牧師と信徒を中心に支援活動を開始し、「豪雨被災者支援」募金による連帯を呼びかけ、皆様のお祈りとご協力を頂いてきました。

この度の9 月の北海道での大地震を受け、西教区での活動の継続的な応援と北海道の地震による被災者の支援活動への支援として、連帯献金への募金を重ねてお願いいたします。

寄せられた募金に残余が発生した場合は、今後の災害緊急支援に使わせていただきます。

主にありて 祈りつつ
日本福音ルーテル教会
事務局長 滝田浩之



2018年9月8日土曜日

北海道胆振東部地震についての情報



北海道胆振東部地震についての情報をお伝えします。

①2018年9月6日 7:45 事務局発信
 北海道胆振地方を震源とする未明の地震により、被害を受けられた方々、不安の中にある方々に、主の慰めと励ましをお祈りいたします。
 北海道特別教区の帯広教会と恵み野教会から、それぞれ牧師とそのご家族、教会の皆さんと教会の建物もおおよそ無事であることの連絡を受けました。
 停電に加え、電話もなかなかつながらない状況であり、すべての会員・関係者の安否確認が済んでいるわけではないことも合わせて、お知らせいただいています。
 札幌教会と函館教会からは現時点では連絡が入っていません。判り次第お知らせします。
 日本ルーテル教団の大麻教会と幼稚園(江別市)、札幌中央教会と幼稚園、また旭川教会も無事でいらっしゃるとの情報がありました。
 余震の続く、教会・幼稚園とそのおかれた地域の皆さんの不安が和らげられ、いつもの生活を取り戻される歩みが支えられますように。

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②2018年9月7日 16:20 北海道特別教区長 岡田牧師より

道内の日本福音ルーテル教会の情報は以下の通り。

●函館教会:
 本日中に教会・牧師館、会員宅ほぼ電気は復旧。転倒し痣を作られた方はおられたが、大きなお怪我をされた方はなし。9日(日)の礼拝は通常通り行える模様。当面の食糧確保ができている。

●恵み野教会と札幌教会(新札幌礼拝堂):
 恵み野は明日(8日)に予定されていたバザーの品が、地震発生と同時に散乱。バザーは延期(開催日未定)。恵み野の地域も一部は通電しているが、教会はいまだ停電。恵庭、札幌よりも北広島の停電がシビア。
 9日(日)の礼拝は恵み野は集会室、新札幌は礼拝堂で行えるのではないかとのこと。当面の食糧確保ができている。

●札幌教会(札幌礼拝堂と札幌北礼拝堂):
 中央区はほぼライフラインが復旧している。明日8日(土)はいつもの通り札幌北の礼拝が行われる(午後3時に近隣信徒からの電話によるとその時点では、停電していた)。
9日(日)の札幌での礼拝もおそらく行われる見通し。
(電波状況の不安定さと電話がつながらないため、札幌との連絡が一番取りにくい)

●帯広教会(帯広礼拝堂、池田礼拝堂、釧路礼拝堂):
 すべての礼拝堂で緊急の手当てが必要な状況はない。
帯広礼拝堂は先ほど通電しました。牧師館は昨夜より通電しておりましたので、連絡可能な教会員や知人に充電やシャワーのために用いていただくように解放。5~6名が利用された。
 ガソリンの給油が難しいため、本日は歩きもしくは市内の限られた範囲での安否確認を行い、多くの教会員宅は停電。
 帯広市内の主要道路の信号も1/3ほどしか稼働していない。路線バス、タクシー、JR特急もほぼ運休。礼拝においでになる方の多くが自家用車、公共交通機関を利用されるため、明日の復旧具合を見て池田の礼拝を中止する可能性がある。当面の食糧は確保できている。
 世界中からの祈りと励ましのお言葉に感謝。
 
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③2018年9月8日 17:35 札幌教会 日笠山牧師より

本日(9月8日)札幌北礼拝堂では通常どおり礼拝がもたれました。
教会員の中には地震によって家の中が割れた物等で散乱した方もありましたが、礼拝後に兄弟姉妹たちが手分けして片付けに行ってくださいました。なお、電気は昨日のうちに復旧しました。会堂も大丈夫です。

 新札幌礼拝堂は、電気はまだ停電したままです。
以前から礼拝堂の床が下がった箇所がありましたが、そこが今回の地震によって更に下がったような気がします。
 明日(9月9日)の礼拝は通常通り礼拝堂で行えます。

 札幌礼拝堂とめばえ幼稚園は目立った被害は見当たりません。
市内の小中学校にならって9月6日と9月7日は、幼稚園も臨時休園となりました。
明日(9月9日)の教会学校と主日礼拝は通常通り礼拝堂で行います。

札幌教会員とはほぼ安否確認がとれました。
今のところ人的被害の報告は入っていません。
ライフラインもほぼ復旧しました。
以上、ご報告いたします。

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