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2018年7月27日金曜日

【西日本豪雨災害】2018年7月26日 西教区よりの報告

1)「西日本豪雨災害」に際しまして、お祈りとお支えを心から感謝いたします。

2)本日(7月26日)、信徒2名(大阪教会、板橋教会)、九州ルーテル学院高校から10名(教諭1名、生徒9名)、牧師5名(竹田大地、伊藤節彦、沼崎勇、永吉穂高、後藤直紀)が現地入りし、計17名で作業を行いました。

3)本日から「安浦ボランティアセンター」からの派遣という形で、呉市安浦地区にてこちらの希望場所で働かせて頂くことになります。
  この体制整備と労働環境整備には、伊藤牧師の粘り強い交渉力と竹田牧師の機動力があればこそです。
4)本日は、被災宅Tさん(広島教会員)での旧宅、新居での働きがなされました。またその隣家(筋向い)である被災宅Kさんでの働きがなされました。Tさんは、隣家であるKさん宅地には思い入れがあり、何とかしてその復旧の助けをして欲しいという思いをお持ちです。

5)Tさんの新居では、「九州ルーテル学院高校」学生を中心に、窓ふき、雑巾がけ、清掃などの作業が行われたとの報告を受けています。
 また、Kさんの宅地については「家が二件、倉庫が一件、宅地内を小川が流れていた」という報告が挙げられていますが、敷地規模は広大なものであると察することができます。
 本日は竹田牧師の声掛けで大勢の人が集められましたので、Kさん宅地では「倉庫内のゴミの仕分け、泥かき、旧家屋内の泥かき」がなされました。
「九州ルーテル学院高校」学生も、「Tさん宅新居掃除」チームと「Kさん宅倉庫掃除」チームを交代しながら、作業に当たっていました。

6)労働環境は「ヘドロが腐り、カビが生え、キツイ匂いを放っていた」と報告が挙げられています。報告の通りの環境で復旧作業に携わるTさん、Kさんのこの3週間の日々を思います。
  現場チームの指揮下で、「10~20分間に一度休憩を入れつつ作業をした」ということでした。

7)なお、現場チームの一員は休憩中、他の近隣の方1名から、「ダム放流の伝達5分後に濁流が押し寄せ、安浦町の災害につながった」、また「被災者支援行政」が被災地での被災者間格差を生んでいるとの言葉を傾聴いたしました。
 「西日本豪雨災害」を再機とし、各報道機関、識者と呼ばれる人々からは今昔の被災地全般への「治水行政」「被災者支援行政」へのさまざまな形の意見表明がなされています。しかし本日の「現場チーム」が、被災地の方々の言葉を報告書に載せつつ、私見を載せなかった思いを尊重したいと思います。
 「言葉ではなく、労働(スコップと雑巾と汗で)で寄り添う」それが本日の現場チームの思いかと思います。

8)次回の奉仕日は、来週火曜日7月31日となっております。
  現在のところ、九州教区から1名、東教区から1名、伊藤牧師、水原牧師が参加を予定しております。
  火曜日の定員は4名と「ルーテルボランティア要綱」には記載されていますが、ご興味、参加希望のある方はご相談ください。
  なお、本日の現場チームも、継続的な支援を付言しております。

9)7月24日と7月26日のニュースレター(NO,5)は後日あげられることと思います。

10)被災各地(広島県、岡山県)で奉仕するキリスト教他教派の方々とも、さまざまな形での連携を模索中です。

11)今後とも、お祈りとお支えをよろしくお願いいたします。