ラベル

2018年8月31日金曜日

【西日本豪雨災害】2018年8月30日付 西教区よりの報告


「西日本豪雨災害」に際しまして、お祈りとお支えを心から感謝いたします。

ルーテル徳山ボランティアセンターからの週間報告です。
1)
 8月27〜30日の週は、作業ボランティア延べ9名、運転ボランティア延べ2名、生活ボランティア延べ2名が関ってくださいました。
 作業日は、8月28日と8月30日でした。8月31日の作業も想定していましたが、申込者の連日労働の疲労を考慮し、休養日としました
2)
 8月28日は4名(伊藤牧師、岡崎牧師/西日本福音ルーテル淡路教会、長谷川さん/ルーテル学院、水原牧師)で呉市安浦町内海北にて、堤防を乗り越えてNさん宅敷地内に流入した土砂の清掃奉仕を行いました。
 4名は重作業に従事しました。運転ボランティア、生活ボランティアにもご奉仕いただきました。
 また当日午後から応援として、広島県、愛知県、埼玉県からのボランティアに加勢を頂きました。応援の方々にも、当方から持参した飲料水を分かち合いました。
 作業終了後、依頼されたNさんに代わって近隣のK田さんが笑顔で現場を視察し、「これで多少の雨でも大丈夫だ」と言われていた言葉を感謝して受け止めました。
皆さまのお捧げで、上記のような活動をすることが出来ました。感謝いたします。

3)
 8月30日は5名(沼崎牧師、小泉基牧師、熊谷さん/大岡山教会、長谷川さん/ルーテル学院、水原牧師)で、呉市安浦町内海南での奉仕を行いました。
 本日も大勢での活動でしたので、8/28共々作業ははかどりました。5名は重作業に従事しました。運転ボランティア、生活ボランティアにもご奉仕いただきました。
 庭木の剪定、庭に流入した土砂の清掃を行いました。作業中途に「庭に新しい土を入れて、花や野菜を植えようかしら」というOさんの言葉を、新生の言葉として受け止めました。
 8月28、30日とも大型バンをレンタルし、作業道具や水分などを搬送することができました。日本福音ルーテル教会の方々はもとより、海外教会、国内関係教会、国内施設の皆様からの捧げものに支えられて上記活動をすることが出来ました。感謝いたします。

4)
 8/28に活動させて頂いたNさん方の裏庭は、浸水から2カ月が経とうとしておりますが、ほぼ手付かずの状況でした。
 安浦町内海北で活動を始めて2カ月が経とうとしています。内海北地区や「安浦ボランティアセンター」の方々にも、現場チームの主たる顔を覚えて頂いて、具体的な支援要請を頂ける状況になっています。
5)
 本日8月30日に先週と今週(8月21、22、28、30日)の作業を振り返って、「安浦ボランティアセンター」の担当職員の方に、「ルーテルさんが作業チームのリーダーのときは、ていねいな作業をしてくださっている。水分や飲料水などの要求もしない。被災者さんや近隣の方々へのあいさつや言葉かけ、同チーム内のメンバーへの気づかいもきちんとしている。被災者さんのお言葉をきちんと聞いてくださっている。個々の被災者さんが行政に上げることを控えていることも上申してくださっている。しかも全部自前で行っている本当のボランティアですね」という評価を頂きました。
 ただ、そのような評価を頂けることが出来たのは、すべて皆さまからの「祈りと連帯献金」に含まれるご支援のお陰です。上記の評価は皆さまへの言葉です。また私たちは皆さまの代表、および祈りとご支援の果実として働かせて頂いているだけにすぎません。

6)
 上記でも触れましたが、JR安浦駅近隣の「内海北、内海南地区」の方々は、より被害甚大な地区を案じ、具体的な支援を要請することを控えている状況です。
「自分たちも大変だけれど、他はもっと大変」という気づかいの中で、お一人での、例えば床下泥上げ、駐車場清掃、浸水庭木の剪定などを行っている状況です。今後は、「言いたくても遠慮して言い出せない」方々の声を差し支えない範囲で受け止め、行政に届けると同時に、内海北地区を拠点としつつ、被害甚大な地区に働き人として加わる必要も感じた今週の日々を送りました。

7)
 ルーテル徳山ボランティアセンターは、8月31日をもって当初の予定通り、閉所されることになりました。
 8月13〜31日の期間、作業日は6日、作業ボランティア延べ23名、運転ボランティア延べ7名、生活ボランティア延べ4名が関ってくださいました。
 この期間の働きによって、7月7日に床上浸水被害を受けられたTさん宅敷地内、屋内清掃はほぼ完了しました。加えてTさんがお住まいの内海北地区、近隣の内海南地区、被害甚大と報道されている中畑地区へも支援させて頂くことができました。場所を提供してくださったシオン教会徳山礼拝所の皆さまに心から感謝いたします。

8)
 当初から活動させて頂いているTさんとしては、ご自身の家屋の清掃はほぼ済まれたということです。しかし、Tさんとしては、残された「大型家具の搬出」や、「新居の営繕補修」のために、ルーテル教会としての支援を要請したいお気持ちは持っておられます。また継続してお住まいになることになる内海北地区の近隣の方への、ルーテル教会としての支援をも求めておられます。
 上記6のように、「言いたくても言い出せない」方々の声を、地元にお住いのTさんの声と同時に聞きつつ、支援の方向性を模索している最中です。

9)
 9月以降の活動方針は、上記8を踏まえつつ、ただ今現場チーム(水原、竹田、伊藤)内で素案をまとめている最中です。その素案は、9月の西教区常議員会において協議したあと、改めて何らかのかたちをもってお知らせしたいと思います。

 今後とも、お支えとお祈りをお願いいたします。

 日本福音ルーテル教会